くるくる回転する子供・回転しても目が回らない子供

発達障害の子供に見られる行動の一つに、くるくる回転を繰り返す行動があります。くるくる回るのは、「刺激を求めている」「時間を持て余している」「何をしていいか分からない」などの理由があります。くるくる回転するだけでは、正常/異常のどちらとも言えません。異常と考えられるのは、いくら回転していても目が回らない(気持ち悪くならない)ことです。こういう子は、10分以上もの間、くるくる回り続けてしまうこともあります。ただし、バレエやダンス、アイススケートなど、回転する競技のトレーニングによって、後天的に目が回らなくなったのなら異常とは言えません。

正常な子であれば、10回ほど回転すれば、三半規管が活性化して目が回ります。つまり、目が回らないと言うことは、三半規管が正常に機能していないからです。三半規管が正常に機能していない子は、平衡感覚に問題が起きるため、以下のような状態が見られる場合が多いです。

  • いつもフラフラしていいる
  • 真っ直ぐ歩くことが出来ない
  • 姿勢が悪い
  • 落ち着きがない

トレーニング方法は?

子供に、目が回っているかどうか尋ねても、どのくらいまでが正常で、どのくらいから異常か判断することは難しいです。当院で、問題があるかどうか判断するためには、回転した後の眼振の起こり方を検査します。その結果を元に、回転する方向や回数を決めます。回転トレーニングと合わせて三半規管に刺激を入れる機器を使うこともあります。検査結果によっては、このトレーニングを行わないこともあります。三半規管が活性化してくると、トレーニングを行うことによって目が回るようになったり、気分が悪くなるようにります。なので、トレーニングは自己責任で行ってください。このトレーニングを行って問題が発生しても、当院は一切の責任を負いません。

回転刺激を入れて、三半規管の機能を活性化させます。キャスター付きの回転するイスや、以下のような専用のイスを使って、毎日刺激を入れます。

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ゆっくり回したり、素早く回したりして、三半規管に刺激を入れます。もし、左右で、目が回る回転方向と、目が回らない回転方向があるのなら、目が回らない回転方向へ多くの刺激を入れます。回転するイスが無ければ、立ってその場で回転させましょう。その際は転倒しないように注意してください。

どのくらいのスピードで回すのか、何回回すのか、など具体的に知りたい方は、一度当院をご利用ください。

営業時間

営業時間
10:00 〜 18:00
18:00 〜 20:00
  • 最終の受付時間は営業時間の1時間前になります。
  • セミナーや勉強会へ出席の際に、臨時休業する場合があります。

交通アクセス

電車の場合

  • 小田急線中央林間駅東口からは、徒歩30秒(30mほど)で当院に着きます。
  • 田園都市線中央林間駅出口からは、徒歩1分30秒(100mほど)で当院に着きます。

駐車場・駐輪場

専用の駐車場はありません。近くのコインパーキングをご利用ください。自転車は建物入口のポストの向かいの壁に寄せて駐輪してください。

アクセスマップ

Coma-21外観

〒242-0007
大和市中央林間4丁目5-9 Coma-21-201号室(2F)

042-742-5241

電話受付:9:30 〜 営業終了
(月は定休日)

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